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02-3 Thawing System

特殊解凍庫事業

エレック株式会社(日本)が開発・製造する高機能特殊解凍庫を、食品加工大国タイへ展開しています。輸入・販売・現地組立・アフターサービスは SANRITSU CO., LTD. が担います。

ラックを収めた状態の大型特殊解凍庫

大型ラック式(庫内ラック)

Overview

解凍を、工程として管理する

日本・米国で特許を取得した独自技術

遠赤外線とマイナスイオンによる均一解凍を核とした技術です。

冷凍された原料をどう戻すかは、食品加工の品質を左右する工程でありながら、多くの現場で作業者の経験に委ねられてきました。流水にさらす、常温に置く。どちらも解凍の進み具合を人が見て判断する方法です。

この特殊解凍庫は、その工程を機械が管理できるものに変えます。芯部と表面を同時に均一に解凍し、完了後は自動で冷蔵に切り替わります。仕上がりが人に依存しなくなることが、この装置のもっとも大きな価値です。

冷凍の技術がこれだけ進んだ一方で、解凍の技術は長く後回しにされてきました。しかしコールドチェーンが普及し、加工工場から小売・店舗まで冷凍流通が広がるにつれ、最後の工程である解凍をどう管理するかが問われるようになっています。

日本・米国で特許を取得した独自技術にもとづく製品です。

Technology

5つの技術が、ムラのない解凍を支える

  • 01

    遠赤外線+マイナスイオン

    芯部と表面を同時に均一解凍します。部分的に溶けて部分的に凍ったままという状態が起きにくく、ドリップはほぼゼロに抑えられます。

  • 02

    高湿度制御(95%以上)

    庫内を高湿度に保つことで乾燥を防ぎ、細胞の破壊を抑制します。鮮度・食感・旨みを保持したまま解凍できます。

  • 03

    HACCP対応の衛生管理

    除菌機能と調湿機能により、解凍中の菌の繁殖を抑制します。衛生基準の管理が求められる工程に対応します。

  • 04

    解凍後の自動保冷モード

    解凍が完了すると自動で冷蔵に切り替わります。夜間や休日に解凍を進めても、人が張りつく必要がありません。

  • 05

    省エネ設計

    特殊熱交換技術により、電気と水の使用量を抑えています。流水解凍と比べて運用時の負担が小さく済みます。

Benefits

導入によって変わること

技術そのものより、現場で何が変わるかが導入の判断材料になります。

  • 品質が安定する

    精密な温湿度制御により、高温多湿な環境下でも解凍の仕上がりが揃います。細胞破壊を抑えることで鮮度を保てます。

  • 食品ロスが減る

    ドリップ損失が小さくなるぶん歩留まりが上がります。原材料コストをそのまま抑えられるため、投資対効果が見えやすい領域です。

  • 衛生基準に対応できる

    HACCP対応の設計により、輸出向け工場の認証取得・維持に寄与します。衛生管理が要件になる取引で条件を満たせます。

  • 人手に頼らずに済む

    自動制御とタッチパネル操作のため、解凍工程に専任者を置く必要がありません。人手不足への対処にもなります。

  • 日本製という裏づけ

    タイ市場において日本製は品質の裏づけとして受け取られています。設備そのものが取引先への説明材料になります。

Comparison

従来の解凍方法との違い

違いが最もはっきり出るのは、解凍の進み方です。外側から解けるか、芯まで同時に解けるかで、仕上がりも歩留まりも変わります。

従来の解凍(流水・自然解凍)

  • 外側から先に解け、芯は凍ったまま残る
  • 細胞が壊れ、旨みを含む水分が流れ出る

特殊解凍庫

  • 芯と表面が同時に解ける
  • 細胞の破壊を抑え、ドリップをほぼゼロに抑えられる

解凍の進み方を示した模式図です。実際の断面や解凍時間を表したものではありません。

ドリップ

従来の解凍(流水・自然解凍)
解凍中に細胞が壊れ、旨み成分を含む水分が流出する。歩留まりがそのまま落ちる。
特殊解凍庫
芯部と表面を同時に解凍するため細胞破壊が起きにくく、ドリップをほぼ抑えられる。

衛生管理

従来の解凍(流水・自然解凍)
流水や常温に長時間さらされ、表面温度が上がる。菌が増えやすい条件になりやすい。
特殊解凍庫
除菌・調湿機能により庫内環境を管理。HACCPの衛生基準に対応した運用ができる。

均一性

従来の解凍(流水・自然解凍)
外側が先に解け、中心が凍ったまま残る。仕上がりが日によってばらつく。
特殊解凍庫
芯部と表面が同時に解けるため、同じ仕上がりを繰り返し再現しやすい。

オペレーション

従来の解凍(流水・自然解凍)
解凍の進み具合を人が見て判断し、途中で取り出す必要がある。作業者の経験に依存する。
特殊解凍庫
設定して待つだけで、完了後は自動で保冷に切り替わる。人手と経験への依存を減らせる。

ランニングコスト

従来の解凍(流水・自然解凍)
大量の水を流し続けるため、水道使用量がかさむ。
特殊解凍庫
特殊熱交換技術により、電気・水ともに使用量を抑える設計。

Effect

導入すると、数字がこう変わる

  • 0%

    解凍時間の短縮(最大)

  • 0%

    ドリップ損失の削減

  • 0%

    衛生管理コストの削減

メーカー国内導入事例より。導入環境により結果は異なります。

Units

処理量に合わせて、構成を変えられる

処理量や設置条件に応じて、大型のラック式から小型のタイプまで構成できます。

  • 大型ラック式(庫外)
    大型ラック式(庫外)
  • 大型ラック式(庫内ラック)
    大型ラック式(庫内ラック)
  • ラック搬入部
    ラック搬入部
  • 小型タイプ
    小型タイプ

なぜ、タイなのか

タイはアジア有数の食品加工ハブです。加工の量が多く、輸出向けの衛生基準が求められる現場が集中しています。

0社以上

食品製造会社の数

0.0%

鶏肉加工品の世界シェア

  • 高温多湿な気候のため、常温での自然解凍は衛生上のリスクが大きい
  • HACCP・ISO認証の取得が標準化しており、衛生管理への投資が受け入れられやすい
  • 日本食文化が浸透し、生食に耐える鮮度が求められる場面が増えている
  • EU・米国・日本向けの輸出品質基準を満たすため、温度管理設備への投資が活発

出典: Grand View Research、タイ国家食品研究所 他

Supply Chain

作るのは日本、支えるのはタイ

製造は日本、輸入・販売・組立・保守はタイ。役割を分けることで、現地で完結する対応を可能にしています。

  1. Stage 01

    エレック株式会社

    日本/製造

    • 特殊解凍庫の開発・製造
    • コア技術の供給
    • 技術サポート
  2. Stage 02

    SANRITSU CO., LTD.

    タイ・バンコク/輸入・販売総代理

    • 輸入および販売の総代理
    • タイ国内での組立・部品調達
    • アフターサービスの提供
  3. Stage 03

    エンドユーザー

    タイ国内

    • 水産加工・食肉加工の工場
    • ホテル・外食チェーン
    • 日本食チェーン

コア部品は日本から

電場の発生装置などコアとなる部品は日本から供給し、品質を担保します。

筐体・電装は現地調達

板金加工や電装・冷熱系の部品はタイの協力工場を活用し、コストを抑えます。

輸送費と納期の圧縮

完成品を丸ごと運ばないため物流費と関税を抑えられ、納期も短縮できます。

  • 設置・導入支援

    現場の条件に合わせた設置と、稼働開始までの立ち上げを現地で支援します。

  • 定期メンテナンス

    半年ごとの点検により、性能を保ったまま長く使える状態を維持します。

  • 緊急修理対応

    不具合が起きたときに現地で対応できる体制を、提携先が担っています。

Industries

業種ごとに、求められることが違う

  • 水産加工・食肉加工

    高品質な解凍と歩留まりの改善

  • 日本食チェーン

    鮮魚の品質管理と解凍時間の短縮

  • ホテル・ケータリング

    大量調理でも品質を揃えること

  • 輸出向け食品工場

    EU・米国・日本の基準への準拠

  • スーパー・惣菜加工

    多品種小ロットでの衛生管理

  • 冷凍食品メーカー

    品質の均一化とロス削減

Process

導入は、5つの段階で進む

お問い合わせから設置、その後の保守まで、5つの段階で進めます。

  1. 01

    お問い合わせ

    お問い合わせフォーム、またはお電話・メール・FAXでご連絡ください。現在お使いの解凍方法と、扱っている原料をお聞かせください。

  2. 02

    ヒアリング

    1日あたりの処理量、設置スペース、電源条件、稼働時間帯などを確認します。現場の制約を先に把握することが、無駄のない構成につながります。

  3. 03

    ご提案・お見積り

    条件に合う機種と台数、ラック構成をご提案し、お見積りを提出します。

  4. 04

    設置・導入支援

    現地での設置と、稼働開始までの立ち上げを支援します。運用手順の確認もこの段階で行います。

  5. 05

    定期メンテナンス

    稼働開始後は定期点検で性能を維持します。不具合時は現地で緊急対応できる体制を取っています。

FAQ

よくあるご質問

  • 設置にはどのような条件が必要ですか。
    機種により、必要な設置スペース・電源・給排水の条件が異なります。大型のラック式は三相200Vを前提とした構成が中心です。現場の条件をお伺いしたうえで、設置可能な機種をご提案しますのでご相談ください。
  • どのくらいの処理量に対応できますか。
    小型のタイプから、大型のラック式を複数台組み合わせた構成まで対応できます。1日あたりの処理量と稼働時間をお知らせいただければ、必要な台数と構成をご提案します。
  • 導入後のメンテナンスはどうなりますか。
    タイ国内での定期メンテナンスと緊急修理対応は、輸入・販売総代理である SANRITSU CO., LTD. が担当します。現地で完結する体制を取っているため、日本からの対応待ちが発生しにくい構成です。
  • どの食材にも使えますか。
    水産物、食肉、加工食品など幅広い冷凍原料を対象としています。ただし原料の形状や凍結状態によって最適な設定は変わります。実際に扱われている原料をお聞かせください。
  • 従来の解凍方法と比べて、運用は変わりますか。
    設定して待つ運用になり、完了後は自動で保冷に切り替わります。解凍の進み具合を人が見て判断する必要が減るため、作業者の経験への依存を小さくできます。

導入のご相談・お見積り

処理量や設置条件に応じた構成をご提案します。導入をご検討の段階からお気軽にご相談ください。